TIDEについて
名称について
「TIDE」は、本活動「構想設計革新イニシアティブ」の英語表記 "The Initiative of Design Evolution" の略称です。
TIDEの目的
構想設計というintangibleで説明しにくい分野を盛り上げていく事を目的としています。
構想設計とは
構想設計の「構想」とは、「発想という瞬間芸」、「創造という運頼み」、「コンセプトという概念倒れ」ではなく、創造に向かう言葉ではあるが、さまざまな要素、問題を考えて「全体像を想起しシステムを考える思考力」、「ユーザやユースケースを想定するイメージ力」、「実際に具現化まで持っていく実施力」の意味合いで使い続けている言葉です。
活動概要
1.構想設計革新イニシアティブニュースレターの配信
登録者に最新の成果、イベント等を案内するニュースレターの配信を行います。
2.年一回のシンポジウムによる研究成果の公開
研究成果の広報活動の一環として、公開シンポジウムを行い、活動に興味がある方々とのネットワーキングの場の提供を通して、本分野の理解者や味方を増やして行きます。
対象者
以下のように思われている方、及びその周辺の方々(上司等)
- デザイン(企画)で競争力があり、販売力のある企業を目指したい。
- ものづくりの技術的優位性を市場競争力の優位性に繋げたい。
- 顧客価値の高い製品・システムの開発をしたい。
- 不確実性を恐れずチームの対話でうまく構想を決定したい。
- 世代間コラボやデザイナーとのコラボをしたい。
- 構想設計のメソッドに興味がある。
メリット
- 自社だけの問題ではないと分かる。
- 共通的方法が把握できる。
- 立ち位置が明確になる。
- 組織を超えた同志の顔が見える。
- 業種横断のネットワーグが拡がる。
等
これまでの経緯
私達を駆り立ててきた問題意識
●曖昧な世界にこそ、日本の勝機(商機)がある
アナログからデジタルへの映像音響機器での敗退
システム化やモジュール化、デジタルの世界はバランスとか余計なことを考える日本はスピードで負ける
材料開発や表面仕上げ等、未だに感覚依存の分野での卓越性
日本語という複雑言語で絶えず隠れた意味を考えるトレーニングによる絶対優位性
●モノへの執着が過剰、モノがない曖昧な段階で能力が未発現
モノがないintangible な状況で、モノに頼らず、モノに逃げず、曖昧さ、不確実性に向かい合って、チームで知恵を出し合って考え抜くという能力を使い切っていない
実施に向かって構想をチームで考える構想設計の重要性
●クリエイティビティは特別な能力ではなく誰もが持っている
クリエイティビティはデザイナーだけのものではなく、誰もが持っており、仕事の上で自然と創意工夫をしている
お互いのクリエイティビティを尊重し、掛け合わせる事で、もっとクリエイティビティに自信がつき、もっと能力が発揮できる
●フラットなチーム創発の敵はコンフォーミズム(権威迎合主義)
自分の頭で考え、チームの本音で議論し、腑に落ちたものが正解。そのチームが出した正解を組織上部がどう扱うか、フラットな対話が出来る環境構築も重要
若い世代は気がついている? 例えば、組織や企業という虚像やフィクション(価値基準や文化)にだまされずに自分の頭で考え始めている印象
主要なイベント
展示会出展(対話的デザイン思考に基づく)
関東 設計製造ソリューション展
- 開催日:2016/6/22~24
- 開催日:2017/6/21~24
@場所:東京ビックサイト
関西 設計製造ソリューション展
- 開催日:2015/10/7~9
- 開催日:2016/10/5~7
@場所:インテックス大阪
出来上がったものの反応ではなく、研究開発途中の反応が重要という考えのもと出展してきました。
3日間で約130名と問題意識や研究開発へのご意見を伺う事が出来、お陰様で盛況でした。1名平均約20分間、熱い議論もさせて頂き、今後の研究開発の参考となりました。