構想設計の手法と道具
チーム創発型議論支援ソフトウェア/ブレストシステム
このソフトウェア/システムは、構想設計プロセスにおいて行われる議論のスタイルや進捗に適応した道具と手法を活用することで、効率的で質の高い議論の加速を支援します。
参画メンバー・部署が、フラットな関係で創発し合う場をつくり、従来の会議にありがちな属人性を抑制して、民主的で創造的な議論を促します。
特徴と致しまして、議論プロセスの変革を意図して上流下流や作り手・使い手の連携手法を伴ったシステムとなっています。
以下は構想設計の3つの道具、「イメージシャワー」、「ブレストツール」、「デザインプレインマッピング」を使用した構想設計の3段階のプロセスです。
前者2つは非言語イメージによる思考、後者は非言語イメージと言葉とを関連付けた思考を促す構想設計の道具で、これらのツールはLAN接続されたPC及びマルチタッチ表示環境で機能します。
行っているプロセスを
形式知化し、効率を向上
プロセス1:イメージの抽出を共創する
イメージシャワー
「構想設計の手法」の初めのプロセスとして、まず設計する製品(サービスも含む)に何らかの関連があるイメージをできるだけ収集します。
収集したイメージを「イメージシャワー」を用いて上方からイメージが降ってくるような動きで画面表示します。参画メンバーが流れてくるイメージを閲覧しながら、気になるイメージ画像があれば、指先でそのイメージ画像をドラッグし、画面横に弾くことにより、チームで製品の周辺イメージを選択します。
プロセス2:周辺イメージによる問題の構造化を行う
ブレストツール
「イメージシャワー」で選択した画像は、「ブレストツール」画面上に表示されます。 「ブレストツール」で製品イメージを中央に仮置きし、「イメージシャワー」から転送された選択イメージをカテゴリー分けし、イメージ間の関係性や距離を決めます。この際の関係者は、「ブレストツール」を直感的に操作することで意思を伝えあい、配置の軸(例)や問題の構造を把握するための創発を促します。
プロセス3:価値・訴求軸を決定する
DESIGN BRAIN MAPPING(DBM)
「ブレストツール」で決めたイメージの配置はDBMに転送され、言葉とイメージが関連付けられて、思考バイアスの破壊や思考フレームの変換も含めた、論理的な検討により、価値軸の共創、納得感の共有、訴求軸の決定に持ち込むことができます。
イメージシャワー、ブレストツール、DBMを使用した
ブレストシステム活用風景