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■ナイロン不織布
ナイロン繊維を織らずにシート状に押し固めた研磨資材。砥粒を分散接着したものを金属材料のバリ取り、粗研磨などに通常、乾式で使用しており、目詰まりのため短時間で使い捨てている。電解砥粒研磨では、数時間連続使用される。
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■梨地仕上げ
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ラッピングなどの研磨法により、工作物の表面を光沢のない梨地状に仕上げること。ラップ痕などで形成された梨地面は、多数の微細な傷の集積であり、その下には歪みや応力のある加工変質層が存在する。
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■なじみ
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粘弾性を有する工具で曲面を研磨する場合に、研磨工具面が工作物形状に沿って変形する様子をいう。ピッチポリシングではピッチ面の粘弾性による工作物との密着性を、研磨布紙研磨では工具の布紙の接着剤層に微細な割れ状の隙間を入れたり、柔らかい基材や接着剤を使用してなじみ効果を付与している。フラップホイール加工では、フラップに切れ目を入れて柔軟性を向上させている。
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■二次粒子
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0.001μmといった微細な一次粒子が凝集して0.5〜数μmの大きさになったもの。ポリシング用に入手した粉末砥粒の多くはこの二次粒子状態にあり、研磨面の品質は二次粒子の大きさに支配されることが多い。そこで慣らし運転で微細化を進めた砥粒や、またコロイド状の砥粒を用いて高品質研磨を可能にしている。
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■二面ラップ盤
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両面ラップ盤。
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■乳剤
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研磨剤に用いる界面活性剤。
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■ニュートンゲージ
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オプチカルフラット(平面ゲージ)、球面ゲージ。古くはニュートン原器といわれた。しかし原器は世界あるいは1国に1個を標準として保管されているものであり、他はゲージと称すべきとされている。
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■縫いバフ
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布の剛性や強度を増すため、円板状の織布を重ね合わせ、渦巻状、同心円状などにミシン掛けしたバフ。綿布を用い6〜10mm程度の間隔で渦巻状にミシン掛けしたものが多く、バフ研磨の中仕上げ用に使用される。
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■粘弾性流動研磨
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エクスツルードホーン加工。砥粒を内在する粘弾性流体を流動させることでバリ取り、内面研磨などを行う。
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