研究課題概要
関係性デザイン議論共有ソフト「DBM(Design Brain Mapping)」は、複数部署が関わる設計プロセス等での思考過程を図解して表現することにより、思考過程を「見える化」し、共有・理解することが出来るツールです。
関係性デザイン議論共有ソフト「DBM(Design Brain Mapping)」は、複数部署が関わる設計プロセス等での思考過程を図解して表現することにより、思考過程を「見える化」し、共有・理解することが出来るツールです。
上流設計は様々なチームの議論の上に成り立ち、チームメンバーの知識やアイデアを明示的に可視化・共有することが、チーム間双方向連携に不可欠です。本プロジェクトでは、この知識やアイデアを表現する因子とその関係を形式化・データ化し、上流設計を効果的にすすめる手法を研究しています。
例えば、↑この議論の内容をDBMで表記してみると、以下のように表すことが出来ます。
製品開発プロセスの初期段階に得られる概念的な設計情報は、「因子とその関係(DBMモデル)」として形式化・データ化されます。DBMモデルとして形式化・データ化された設計情報を、後続の製品開発プロセスで活用するための解析技術の研究開発を行っています。
以下のような構成で解析を行っています。
下図は、多次元情報の定量的関係性可視化の1例です。
DBMの基本操作についてマニュアルから抜粋致しました、クリックリファレンスを公開しております。
⇒ クリックリファレンスを表示する(PDFファイル:713KB)
※DBMは、対話により試用ユーザーの潜在ニーズを深く洞察し、プロトタイピングを繰り返しながら開発改良を行う協創プロセスである、デザイン思考の手法を開発に取り入れて機能拡張等が進められています。この開発手法では改良プロトタイプの迅速な開発がキーである為、このような開発方法に実効性がある、産総研で開発されたソフトウェア開発環境であるMZプラットフォームを用いて開発しています。