ブレストシステム機能プロトタイプ
Functional Prototype of Brainstorming System

研究課題概要

構想設計段階で実施されるブレインストーミング(ブレスト)は、創造的発想、目標や課題の共有・合意形成など大変重要な役割を果たしています。

本プロジェクトでは、DBMと連携しながら、発想・思考を喚起・促進する自然なユーザインターフェース(UI)や体験価値(UX)の研究を行い、議論の質が高く効率的なブレストシステムの研究に取組んでいます。

1st.プロトタイプ作成

ブレストを行っている場面を想定して、DBMのユーザーインターフェースとブレスト空間についてのアイデア出しを行い、そのアイデアの中から①紙の扱いやすさとデジタル情報の利便性の融合、②DBMの入力手段の多様化、簡便化に適うプロトタイプを作成しました。

2nd.プロトタイプ作成

このフェーズでは、①議論の基本形の理解や手法習得、②構想設計で特に難題とされる「なにを、いかにつくるか」というブレストの目的別パターンとツールの提示に重点を置いて、「虎の巻」と呼ばれるガイドブックとツール及びその運用について研究を行い、次にあげる8つのプロトタイプを作成しました。


 ブレスト虎の巻(プロトタイプ版)


 アナロジーを誘発する、イメージシャワー

専門性や通常業務から少し離れた情報をインプットすることで 発想を広げる。緩やかに議論を開始したい場合もイメージは有効。


 場の空気表示ツール(インジケーションバー、参加コミュニケーションソフト)

参加者が言い出しにくいことをツールで可視化して“生き物”的なブレストの空気を制御し、進行をサポートする。


DBMとプロトタイプの連携イメージ

今回、作成したプロトタイプとDBMは下図のように連携関係付けられます。
今後は、次のような課題について開発を進めていく予定です。

①所定のDBMデータ(群)を簡単に検索するためのカタログDBの作成
②プロトタイプ各ツールを統合した総合ブレスト支援システムの構築
③ブレスト支援ツールとしての機動性の向上
④プロトタイプ各ツールの利用時におけるDBM連携のためのDB

▲このページの先頭へ戻る

▲サイトトップページへ戻る