問16 貴社(事業所)で用いられている砥石に対するドレッシング/ツルーイング法の主要な組み合わせを下記から選択し、記号でお答えください。
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結
合
剤 |
円筒研削 |
平面研削 |
内面研削 |
一般
砥石 |
cBN
砥石 |
ダイヤ
砥石 |
一般
砥石 |
cBN
砥石 |
ダイヤ
砥石 |
一般
砥石 |
cBN
砥石 |
ダイヤ
砥石 |
ツルー
イング |
V |
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A(例) |
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B |
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M |
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ドレッ
シング |
V |
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G(例) |
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B |
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M |
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ただし結合剤のV:ビトリファイドボンド, B:レジノイドボンド, M:メタルボンドです。
ツルーイング・ドレッシング方法
( 記号でお答えください ) |
A : 単石ダイヤ B : インプリダイヤ C : スティック砥石
D : ロータリドレッサ E : 遊離砥粒 F : 生鋼を研削 G : 電解
H : 放電 I : ワークを研削 J : メーカに依頼
K :ツルーイング、ドレッシングともになし L : その他 ( ) |
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集計結果
砥石別のツルーイングとドレッシングの方法と砥石及びその結合剤の種類との関係を集計した結果を図45〜図50に示す。図45と46に一般砥石の結果を示す。この結果をもとに砥石の結合剤を調べると86%前後がビトリファイドボンド(V)で14%前後がレジノイドボンド(B)である。
ツルーイングは単石ダイヤによる方法がいずれの研削方法でも多く円筒研削78%、平面研削88%、内面研削93%であった。ロータリードレッサーもわずかに採用されているが大部分が従来の単石ダイヤによるである。一般砥石のドレッシングはツルーイングをかねて行われる事が多いことからツルーイングと同様に単石ダイヤによる方法が多い。
CBN砥石の結果を図47と48に示す。この結果をもとに砥石の結合剤の割合を調べると44%前後がビトリファイドボンド(V)、36%前後がレジノイドボンド(B)、20%前後がメタルボンドである。
CBN砥石のツルーイングはいずれの研削方法でも単石ダイヤとロータリードレッサーによる方法が多い。
CBN砥石のドレッシングは各種の研削方法でもスティック砥石が多く、レジノイドボンドでは円筒研削、平面研削にその比率が高い。なお、平面研削では生鋼を研削する方法も多いが、これは生鋼の取り付けが容易なためであろう。CBN砥石は一般砥石のようにツルーイングとドレッシングを同時方式で同時に行うことは困難でツルーイングはロータリードレッサーか単石ダイヤ、ドレッシングはスティック砥石で行う使い方が一般的であろう。
ダイヤモンド砥石の結果を図49と50に示す。この結果をもとに使用している砥石の結合剤の割合を調べると28%前後がビトリファイドボンド(V)、45%前後がレジノイドボンド(B)、27%前後がメタルボンドである。この結果からダイヤモンド砥石はCBN砥石に比べレジノイドボンド(B)の使用が多い。これは、ダイヤモンド砥石は脆性材料の研削が多いことから工作物端部などに発生しやすい微細な欠けを防ぐためによると思われる。ツルーイング方法は生鋼を研削、ロータリードレッサー、スティック砥石とまちまちである。なお、その他の項目におけるメタルボンドのツルーイングに関しては電解や放電といった電気加工を活用した方法であった。ドレッシング方法は一部メタルボンド砥石に遊離砥粒や電解ドレッシングがあったが、CBN砥石と同様にスティック砥石が多く用いられている。 |
図45
図46
図47
図48
図49
図50
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