研削加工に関わる回答結果

問１４　研削加工の種類　　　問１５　研削加工の材料　　　問１６　ツルーイング・ドレッシング法　　　問１７　研削加工上問題点　　　問１８　使用研削油剤　　　問１９　今後の問題・課題　　　問２０　インターネット公開内容

問１５　研削加工の材料

問15　貴社（事業所）ではどのような材料を研削加工していますか。日常的に扱う材料には○、まれな材料には△、これまで扱ったことは無いか将来的関心のある材料には□をつけてください（複数回答可）。

１．炭素鋼　　　　　２．合金鋼　　　　　３．ステンレス鋼　　　４．工具鋼　　　　　５．耐熱鋼
６．一般鋳鉄　　　　７．ダクタイル鋳鉄　　　８．鋳鋼　　　　９．ステンレス鋳鋼　　　10．耐熱鋳鋼
11．プレハードン鋼　　　12．アルミニウム（a. 純　b. 合金）　　　　13．チタン（a. 純　b. 合金）
14．マグネシウム　　　15．銅（a. 純　b. 合金）　　　　　16．ニッケル（a. 純　b. 合金）　　　17．耐熱合金
18．超硬合金　　　　19．ガラス　　　　20.セラミックス　　　　21. 酸化物単結晶　　22. 半導体材料
23. 複合材料（a.ＦＲＰ b.ＭＭＣ c.その他）　　　24．その他（　 　　　　　　　　）



集計結果

回答数666件で集計結果を図４２に示す。日常的に研削加工を行っている材料は炭素鋼が多く、17%(110件)である。次いで合金鋼14%(93件)、工具鋼12%(76件)である。また、難加工材であるステンレス鋼は10% (67件)であった。その他、超硬合金8%(52件)、一般鋳鉄5%(35件)である。なお、研削加工では目づまりを生じやすいアルミニウム5%弱(33件)や銅3%(22件)などの軟質材を日常的に取り扱っている回答が見られた。


図４２　研削加工で日常的に扱う材料


（24.その他）

純タングステン、純モリブデン
焼結合金（銅,鉄）
ダイヤモンド工具
Mo、W系合金、焼結ダイヤ、cBN
ダイヤモンド焼結体
SKH51,55,57
ダイヤモンド砥石
ダイヤモンド
プラスチック
研削砥石（商品）


回答数218件で集計結果を図４３に示す。まれに研削加工を行っている材料は鋼、セラミックス、非鉄金属など多岐にわたっている。その中でステンレス鋼は14%(30件)、セラミックス9%(20件)、チタン8%(18件)であった。その他軟質材のアルミニウムは7%(15件)、銅6%(12件)などの回答があった。



図４３　研削加工でまれに扱う材料


（24.その他）

タングステン


集計結果を図４４に示す。回答件数は74件と少なかったが関心を示す材料としてチタン14%(10件)、セラミックス11%(8件)、マグネシウム9%(7件)で、その他、超硬合金、耐熱合金、ニッケルがいずれも7%(5件)であった。これらの素材は高付加価値を生む製品化の素材として今後活用されていくと考えられる。

図４４　研削加工で将来的関心のある材料


（24.その他）

ダイヤチップ