研磨実技

　研磨は、工具のラップやポリシャに研磨剤を介して工作物を擦り付けることで実行でき、軟質なものは有機物の漆塗装面から硬質なものはファインセラミックスやダイヤモンドに至るあらゆるものに適用できる。
　粗面研磨の代表的なものにラッピングがある。比較的粒径が大きい粗い砥粒と鋳鉄など硬いラップが使用され、ガラスのラッピングを例にとると微細な破砕面で覆われた曇りガラス面の加工がこれに該当する。
　一方、鏡面研磨は、ポリシングが代表的なものになり、微細砥粒と合成樹脂など軟質なポリシャが用いられる。ここでは破砕を伴わないので、透明で平滑な鏡面に仕上げることができる。

ステンレス鋼の平行平面円板の製作

初心者向けの実技として、片面ラッピング、ポリシングによるステンレス鋼SUS304の平行平面円板の製作を取り上げています

ラッピング

加工上の留意事項について

砥石研磨

ラッピングとダイヤモンド砥石研磨の得失

独立行政法人産業技術総合研究所　(知財管理番号 : H15PRO160)