3Dプリンタ(Additive Manufacturing)の概要
世界に先駆けて日本で発想
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小玉秀男氏(当時名古屋市工業研究所)が展示会で見た新聞用の版下作製装置から思いつく.
この原理から,任意形状の感光性樹脂を重ねれば立体が作れると思い,2mm厚さで実験を行った.
論文*1)と特許*2)を出願した.が,特許審査請求はしなかった.
*1)小玉秀男:"3次元情報の表示法としての立体形状自動作成法",電子通信学会論文誌,Vol.C-64,No.4,pp.237-241.1981
*2)特開昭56-144478号:立体図形作成装置
3Dプリンタの原理
- 基本原理を以下の図に示す.
- 最初の3Dプリンティングは光硬化性樹脂を用いたもので,その原理から光造形や,積層造形と呼ばれる.
- CADのデータから実体形状を作って確認できるという機能から,ラピッドプロトタイプ技術とも呼ばれていた.
- 2009年,ASTM(アメリカ材料試験協会)で切削・研削などの除去加工に対して,付加加工という意味でAdditive Manufacturing(AM)という新たな加工法名が定義された.したがって,当DBも3DプリンタDBではなく,AMDBであるが認知度の高い3Dプリンタという言葉を用いている.
3Dプリンタデータベースの開発
現在,AMは進歩をとげ,色々な方法が実現されている.それらの加工知識を共有するために本データベースをまとめた.内容は次のようになっている.