問5 これからの貴社(事業所)の競争力をどこに求めようとお考えですか。(複数回答可)
1.低コスト 2.短納期 3.親会社との密接な関係 4.精密加工技術
5.高品位加工技術 6.他社にない独自商品 7.難削材加工 8.研究開発力
9.製造効率 10.高信頼性 11.現場の高度熟練技能 12.ISOの取得
13.サービス体制 14.ブランド力 15.その他( ) |
集計結果
集計結果を図5に示す。問4と同様の質問だが、将来の方向性を尋ねた。短納期(163)、他社にない独自製品(159)、低コスト(159)、高信頼性(136)、精密加工技術(129)、研究開発力(105)の順で多い。
また、問4との回答数の差をみることにより、将来の方向としてどの項目をより重視しているかが見えてくる。回答数が増えているのは多い順に、研究開発力(+56)、低コスト(+49)、高品位加工技術(+46)、製造効率(+46)、他社にない独自商品(+43)、高信頼性(+23)、難削材加工(+17)などとなっている。一方、回答数が減っているのは、親会社との密接な関係(-36)、精密加工技術(-17)、ISOの取得(-15)、ブランド力(-12)などとなっている。
ここから見えるのは、他社にない独自製品の開発(研究開発力)、低コスト(製造効率)、短納期(製造効率)、高信頼性については現在、将来とも競争力の源泉として重要な要素であることが読みとれる。難削材加工は、上記のものに比べて回答数として半分程度であるが、将来ニーズは増加しており、重要性は無視できない。精密加工技術は現在、将来とも数は多いが減少傾向である。一方、高品位加工(低表面粗さ、低残留応力など)については将来ニーズが大幅に増加しており、技術の関心は精密加工技術から高品位加工技術へシフトしつつあることが読みとれる。現場の高度熟練技能については難削材加工技術以上の重要性が認められ、将来ともその重要性はほとんど変化しないと見られる。
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図5 これからの競争力の源泉
(15.その他)
○ オンリーワン開発ニッチ商品
○ 業務内容(加工内容)の複合化
○ 幅広い分野における対応に欠くことのできない協力体制の構築
○ CAD/CAM技術
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