中小製造業のかかえる問題点や要望などを把握し、本研究開発において集積すべき技術情報を明確にするため切削・研削・研磨を業務に取り入れている企業に対してアンケート調査を実施した。
アンケート内容は事務局でまず切削加工を対象に産総研で案を作成し、それを切削・研削・研磨WGの主査を交えて検討し、最終案を固めた。アンケートの全体内容を本項末に掲載する。設問はまず企業の基本情報を尋ねたあと、企業の研究開発に対する姿勢など企業内容に関する質問を問1〜問8で行い、次に切削(問9〜問13)、研削(問14〜問20)、研磨(問21〜問27)で構成されている。設問内容は、所有設備(加工法)、対象被削材、困っている問題、今後取り組みたい課題、本プロジェクトで開発されるデータベースへの要望について共通的に尋ね、さらに研削ではツルーイング/ドレッシングや研削液について、研磨では被加工材の前加工、後加工について尋ねている。
アンケートは砥粒加工学会の企業会員、切削WG参加公設試の地元企業、東京都と大阪府下における機械金属加工業社で資本金2億円以下の企業約1,600社に発送した。発送日は2002年1月末頃である。アンケート回収数は345通で、回収率は2割強であった。
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